エントリー

2019.02.10

お母様が素直に受け止めてくれたことに感謝します

αクラスのKくん。「初めまして実は私も初めてのレッスンで、とってもドキドキなんですよ!」なんてことはとてもKくん親子の前では口には出来ませんが、「これからよろしくお願い致します。」と心の中に秘めつつスタートしました。ニコニコ穏やか人見知りをしないKくん。でも、初回のレッスンから1つ気になる様子が見えました。それは、何でも所構わず口に入れ、舐めてしまうことでした。しかも、どの取り組みを出しても全部舐めてしまい、取り上げるとぐずる その姿を見て、Kくんが既に何かの欲求不満を訴えてるように感じました。母親講座の時に、そこには触れず、今お母様が子育てに対してどんな気持ちでいるのか から、少しずつ気持ちをほぐすような感じで、お話していくとだんだん心を開いて、いろんな気持ちを話して下さるようになり、出産の時、陣痛促進剤を打っても5日間出てこなく、難産だったこと。退院して10日後、難産で血管が弱くなり大量の出血をして生死をさまよったこと。そして今も、その恐怖心で、精神が安定しないことを告白してくれました。なので、子育てもKくんに何かあったらどうしようと、恐怖心で外に出ることが出来ず、いろんな物を舐めてしまうことも心配で、舐めたら直ぐに「あ~~っ」と血相を変えて取り上げてしまう所まで、辿りつきました。そんなお母様が、ここまで通って下さる。とても勇気のいることだっただろうなと、大切にしなければいけないという気持ちが、湧き起こりました。お母様にお話したことは「あ~~っと慌てて取り上げることは、Kくんからすると構ってもらえるからやってしまうことと、そして、その舐めてる物の名前を言ってあげたらどうですか?後、駄目な理由も言ってあげて下さい。子供ってちゃんと人の話を聞いたり感じたりしますよ!そして、説明することで、お母様の気持ちも、ワンクッション、クールダウンすると思います。沢山語りかけて、お外も出来る限りがんばって出てみて下さいね。」とお話しました。次の週、レッスンをやるとなんとKくん物を口に入れなくなったのです。そして、落ち着いて取り組みも見てくれました。レッスンか終わって思わず拍手をしてしまいました。「すごーい!全然ちがう!すごい集中力!よく頑張りました!。」するとお母様が、「私 外に出ました。児童館に行くようになりました。!」と明るい笑顔で帰って来ました。 お母様の気持ちが変わると子供も、こんなに変わるんだと改めて母子一体感の大切さを痛感と、お母様が、素直に受け止めてくれたことに、感謝します。七田式 葛西教室